被災地発の課題解決手法を考える「統合思考ワークショップ(セミナー)」を石巻市のコミュニティカフェにて開催

~社会問題が顕在化している被災地で、日本を変えるヒントを生み出す~

株式会社Salt(所在地:東京都中央区銀座、代表取締役:島 青志)は、宮城県石巻市でソーシャルビジネスに取り組んでいる合同会社巻組(所在地:宮城県石巻市中央、代表社員:渡邊享子)と協力し、被災地発の課題解決手法を考える「統合思考ワークショップ」を7月29日(水)に開催することをお知らせいたします。

このワークショップは、宮城県石巻市で約100年続く伝統ある夏祭りである「石巻川開き祭り」に合わせ、まちの未来を楽しみながら考えるイベント週間「石巻STAND UP WEEK」の一環として開催されるものです。
お茶っこワークショップ【統合思考】石巻発の課題解決手法を皆で創ろう!

【統合思考とは】
従来の論理思考(ロジカルシンキング)等の方法では解決できない複雑な問題を解決に導く思考法が「統合思考」です。観察・分析を経て得た結果や、経験則をもとに気づきをまとめ、どの対象に対してどのような結果が出るのかを統合的に考慮することを指します。
ロジカルシンキングで導かれる解決手法は、一部の人や特定のことに関しては有効でも、他方から見ると逆の効果をおよぼすことがあります。
東日本大震災では、津波の被害を食い止める防潮堤が、津波の到来の気づきを遅らせることになり、かえって被害が拡大した地域がありました。
復興活動においても、再開発 vs 現状維持、個人の幸せ vs コミュニティや全体の幸せ、経済発展vs 環境など相反する事柄が次々と出現し、そういった課題を丁寧に解きほぐしていく必要性が生まれました。
このような複雑な課題の解決に必要とされるのが「統合思考」です。

最近では企業活動においても、統合思考の必要性が認識されるようになりました。持続可能な社会の構築(サスティナビリティ)に企業も責任を担うことが求められています。
今日の企業は、環境や人権、地域コミュニティの発展に留意しつつ、経済的利益も同時に追求していかなければなりません。
国際統合報告評議会(IIRC)が作成し、上場企業を中心に導入が進められている企業報告書「統合報告書」のフレームワークでも、「統合報告書は、統合思考のプロセスが適用されることによって実現される」と書かれています。

被災地は、現在の日本の課題先進地域と言われています。震災によって、街の中心部の衰退化、若者の流出、高齢化、マーケットの縮小など以前から少しずつ進んでいた様々な問題が一気に顕在化しました。
これは逆に言うと「被災地の課題解決のヒントは、日本全体ひいては世界の課題解決のヒントになりうる」と考えることも可能です。

【ワークショップ概要】

1.課題解決プログラム
課題先進地域としての被災地論
論理思考(ロジックシンキング)と統合思考(インテグレーティブシンキング)
システム思考(システム・ダイナミクス)
課題解決のレバレッジポイント

2.最強チーム構築、リーダーシッププログラム
ピーク・ピラミッド
ミッション・ビジョン・コアバリュー作成

3.イノベーションプログラム
統合思考イノベーション
デザイン思考(デザインシンキング)

【ワークショップの概要】

開催日時:7月29日(水) 18:00~19:30(受付開始 17:45~)
会場 :コミュニティカフェ・かめ七(コミかめ)
宮城県石巻市中央2丁目4‒18
(詳細地図 http://ishinomaki2.com/comikame/ )
参加費 :無料
定員 :20名