地域雇用活性化推進事業とは

今年弊社は、厚生労働省の地域雇用活性化推進事業(地域雇用創造協議会)における事業者向けセミナーを行うことになりました。

地域雇用活性化推進事業とは、雇用機会が不足している地域や過疎化が進んでいる地域等による、地域の特性を生かした「魅力ある雇用」や「それを担う人材」の維持・確保を図るための創意工夫ある取組を支援する取り組みのことです。

市町村など地域ごとに地域雇用創造協議会をつくり、事業者の稼ぐ力の強化に結び付くセミナー」や「多様な人材を活躍させるためのセミナー」などの講習会の開催、事業者の雇用創出に向かう合同企業説明会などを実施します。
  
  

 
 
これらの相乗効果により、「地域企業の稼ぐ力」を高めて雇用の増加を図ることができ、人口減少の歯止めや増加を通じて、地域経済を発展させることができる。さらにはその効果で地域企業の稼ぐ力を高めることができる。
下図のようなポジティブ・フィードバックを起こす狙いですね。

地域企業の稼ぐ力とと雇用増加のポジティブ・フィードバック(因果ループ:システム思考)

 
 

地域雇用活性化推進のための弊社の役割

この地域雇用活性化推進事業における弊社の役割は、上図の「A.事業所の魅力向上、事業拡大の取組」です。
この取組とは具体的には「新分野進出、販路拡大、生産性向上、テレワークやリモート会議の導入など新しい生活様式に対応した雇用管理改善、職域開発等(以下「新分野進出等」という。)を通じて魅力ある雇用の確保を図る取組」と定められています。

弊社が行うのは、「新しい思考方法を取り入れ、DXやビジネス変革・新商品開発に役立つ事業者向けセミナー」の開催です。

地域には、様々な産業があります。「企業や事業者の稼ぐ力」を高める方法は、もちろん産業ごとに異なります。農林業や水産業のやり方と、工業、商業のやり方は異なりますし、同じ産業であっても地域ごと、そして事業やさらには企業ごとによって異なります。

しかしながら、「新分野進出等」つまりイノベーションを成功させる手法については、シュンペーター以降100年に及ぶ研究や実践の集積があります。

まずは細かいテクニックや手法を覚える前に、ベースとなる「イノベーションの思考法」「稼ぐ力をつける思考法」を学ぶことで、それを自身の事業に活かすことができます。

そしてこれらの思考法は、「アート思考」「デザイン思考」「システム思考」に集約することができます。
  
  
「アート思考」・・・自分たちの事業の目的や意味(パーパス)を可視化し、顧客の共感を得る。
「デザイン思考」・・イノベーティブな新規事業や新たな取組の設計(デザイン)を行う。
「システム思考」・・製品やサービスを通じたエコシステムを創造し事業を広げる。
 
 

  
  
もちろん、それぞれ単独で学ぶことにも意義はありますが、それぞれの趣旨から考えても、3つを同時に学ぶことで、より効果は高まります。

おそらく3つの思考法を同時に学ぶことができるのは、弊社の開発したセミナーだけだと思います。(日本能率協会とのコラボで、一般のビジネスパースン向けにも1日ワークショップを開催しています。(下記記載))

この事業を通じ、地域が元気になることに少しでも役に立てれば嬉しいです。


日本能率協会主催「DX時代に求められる「3つの思考法」入門セミナー」開催