夢を実現させるための3つのこと

多くの人が様々な夢や目標を持っていると思います。
「◯◯になりたい」「もっとビジネスを大きくしたい」「有名になりたい」「年収1千万円以上稼ぎたい」「もっともてたい」などなど。
そのために必要なことは3つです。
1)夢を実現させる心構え
2)社会的な常識
3)具体的な方法

1)夢を実現させる心構え

よく言われることですが、実現したい夢をしっかり見据えているかどうか。
そしてもちろん「熱意」とか「情熱」が大事なのはもちろんです。
ただ、無理やり「熱意」も「情熱」も無理やり心に植え込もうとしても、効果はそれほどあがりません。

熱意や情熱が上がらないのであれば、それは「あなたの本当の夢や目標ではない」可能性があります。
例えば誰かに言われたとか、見得とか世間の目とかで決めている。
もうちど、自分の心に「本当に自分がやりたいことなのか」聞いてみましょう。

本当に自分がやりたいことでれば、多少の苦境があっても、あきらめたりしないで、情熱を燃やせるのではないでしょうか。

無理に心に刻み込むやり方。例えば「心にイメージを持つ」を薦める意見が『非常に』多いですが、イメージがうまく思い浮かぶ様になったからといって、夢に近づくわけではありません。
やる気が上がって、目標に向けた行動に結びつくのであれば、それは悪いことではないので、別にやってもかまわないのですが、イメージングに特別な時間をかけたり、ましてやお金を使うくらいなら、下記の2番、3番(とくに3番)に力を注いだほうがずっと得策です。

本稿で何度も述べていることですが、「心にイメージすれば、周りが都合よく動いてくれて、夢がかなう」とか「引き寄せの法則」とかには宗教的にはともかく、現実には起こることはありません。
夢が実現するワークショップでの高揚感も、日常に戻れば覚めます。(もしずっと覚めずにいるとしたら、その人はよほど暗示にかかりやすいタイプなので、いろいろご注意したほうがいいかもしれません。)

2)社会的な常識

社会的な常識とは、「人にあったら挨拶をする」「礼儀正しくする」というような社会的常識です。
常識があればあるほど良い、というわけではなくて、最低限の常識は持たないと行けないという意味です。どんな夢でも目標でも、一人でかなうことはありません。まわりの支持は絶対に必要です。
嫌われるタイプは夢をかなえることは難しいです。

3)具体的な方法

1)も2)も、夢をかなえるために最低限欠かせないものです。
ただあくまでも「最低限」です。なくてはならないものですが、人よりたくさんあるからと言って、夢や目標にその分近づくわけではないことを再度強調しておきます。

自家啓発セミナーなどの中には、夢が達成できないと言う人に、まだまだ心構えが足りない、心にイメージングができていない、などと教えることがありますが、はっきり言ってこれは誤りです。

言うまでもなく、この「具体的な方法」が夢をかなえてたり、目標を達成するためには、その夢や目標がどういうものなのか、によって異なります。
「幸せ」のような心の問題なのか。
「健康」といった身体のことなのか。
「人間関係(恋愛等も含む)」「お金」「職業や社会的地位」といった社会システムに関わることなのか。

この頁のタイトルである「実現させたい夢はなんですか」ですが、この3つきちんと分けて考えないといけません。

というのもこの3つの要素は足りなければ皆「不幸」になりますが、有り余るほどあっても他の要素の足しにはならないものだからです。
「今、すごい幸せ」だと思っていても、病気にならないとは限りません。ものすごく身体は丈夫でもお金や幸せに植えている人は多いでしょうし、人が羨むほどの財産や社会的地位があっても病気になったり、不幸になって自殺する人もいます。

米国で行われた調査では、年収が700~800万円くらいまでの人は、「幸せ度」と「お金」が比例するという結果でした。やはり余裕のない生活より、ある程度余裕のある生活を送れる環境のほうが幸せを感じるといのはわかります。
ただし、それ以上、例えば年収1千万円の人と年収1億円の人との比較では、幸せ度と年収に相関関係は見られなかったそうです。

夢をかなえさせるためには、まず自分の夢がどこに属するのかシッカリ考える必要があります。
「心」の問題であれば、しっかり自分の心と向き合う必要があります。
場合によっては、宗教が心を救ってくれるかもしれませんし、心理学その他の方法もあると思います。
システム思考を広めたピーター・センゲは、定期的に禅の修行をしているそうです。
「健康」であれば、医者など専門家の範疇です。
そして「人間関係」「お金」「職業や社会的地位」といった社会システム(人が創造したシステム)であれば、そのシステムがどうなっているのか、どのレバレッジポイント(てこの点)を押せば、システム全体に効果的なのかを見極めることが必要です。